晴天の秋空は特別にも気持ちいいですね。
『空がぬけたように..』なんて表現がありますが、なぜか秋の空は、高く感じることないですか。
どこまでも果てしない感じがしません?
雲ひとつない青空もいいけど、ぽっかり浮かぶ白い雲も、なかなか風情があって綺麗。
わかりやすい雲に「うろこ雲・いわしぐも・わた雲・雨雲・入道雲」・・・などなど。
意識して空を観察すると、けっこうおもしろいかも。
龍神に見えたうろこ雲!巻層雲
特に秋の空は澄んでいるので
綺麗だと見上げたくなりませんか?
空がとてもきれいだったので、雲を撮りました。
うろこ雲ができる領域を巻層雲(けんそううん)と呼んでいます。
うろこ雲は高さが約5000~13000メートルにできるようです。
雲の写真を撮る場合、なにか想像しながら撮っています。
これ意外と楽しいです。
動物に見える場合もあるし、
魚やケーキとかに見える場合もあるし。
同じ雲を見ても、感じ方で人それぞれですね。
今回は、雲が竜神に見えました。
旋回して降りてくるように
画像の真ん中の部分が竜神の顔に見え、
左の部分のちぎれた部分の雲の部分が尻尾のように見えました。
写真はカメラ任せで撮りました。
【諸特性】
絞り値:f/6.6
露出時間:1/400秒
ISO 速度:ISO-100
露出補正:+0.3ステップ
秋の空が高く感じるのはなぜ?
それは、秋の空が高く感じる理由のひとつに「夏と秋の雲の高さの違い」が。
夏に見られる積雲は高度がさほど高くありません。
高さのある入道雲でも底が低いため空が近くに感じられます。
それに対して秋になるとよく見られる巻雲や巻積雲などは、
雲ができる高度が「最も高い上層雲」に属しています。
まして、秋になると空の透明度が高くなることから、秋の空は夏に比べ高く感じるそうです。
「青空にぽっかり浮かぶ雲」…気持ちがいいし、つい見上げてしまいます。
ちなみに雲のことをちょっと調べてみました。
雲の種類は10種類 (十種雲形)と呼ぶ
●層雲(そううん)きりぐも
高さ:地上~1000m
降水:まれに霧雨
特徴:地上近くに細かな水滴が漂っている雲。
発生のメカニズム的には霧とほぼ同じ。
●層積雲(そうせきうん)うねぐも、くもりぐも
高さ:地上~2000m
降水:ときどき
特徴:いわゆるくもり空
「うねぐも」とは畑の「うね」のこと。
●積雲(せきうん)わたぐも
高さ:500~2000m
降水:ときどき
特徴:白くふわふわとした綿菓子のような雲。
上部に向かってモコモコ発達するが、
下部(雲底)の高さがそろうのが特徴。
●乱層雲(らんそううん)あまぐも
高さ:2000~7000m
降水:あり(雨、雪)
特徴:雨を降らせる雲、濃い灰色で重苦しく
太陽の光をさえぎり地上は暗くなる。
●高層雲(こうそううん)おぼろぐも
高さ:2000~7000m
降水:ときどき
特徴:空全体を広くおおう、モヤっとした雲。
うす雲と違い太陽の光をあまり通さない。
太陽の位置がぼんやりわかる程度。
●高積雲(こうせきうん)ひつじぐも
高さ:2000~7000m
降水:なし
特徴:小さなかたまり状の雲が集まって羊の群れのように見える。
●積乱雲(せきらんうん)にゅうどうぐも
高さ:地表~12000m
降水:あり(ひょう、あられ)
特徴:蒸し暑い夏の午後に激しい雨を降らせる。
別名「入道雲」、かみなり雲とも。
●巻層雲(けんそううん)うすぐも
高さ:5000~13000m
降水:なし
特徴:空全体にうすく広がる雲、太陽の光はよく通す。
地上の明るさは晴れた日とほとんど変わらない。
●巻積雲(けんせきうん)うろこぐも、いわしぐも。
高さ:5000~13000m
降水:なし
特徴:小さなかたまり状のくも
初夏~秋にかけてよく見られる。
●巻雲(けんうん)すじぐも
高さ:5000~13000m
降水:なし
特徴:ハケでさっと描いたような形をしている。
まとめ
秋の空と雲の高さについて書いてみましたが、いかがでしたか。
何気に見ている雲も、興味をもって見てみると又違って見えるものですね。
種類がわかると、より楽しめると思います。
自分なりの雲の楽しみ方を、見つけるのもいいかもしれませんね。