赤とんぼは、夏の終わり~秋にかけて見られますね。

夏に見られる赤とんぼは、秋の赤とんぼに比べてチョット小さく見える。

これ私だけでしょうか?

写真撮ってみましたので、紹介します。

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赤とんぼの画像

朝晩の冷え込みを感じるようになりました昨今…

庭の鉢植えも、心なしか紅葉しはじめたような…
ちょっぴり葉が色づいています。

散歩をしてるといろんなものが目にとまります。

空にはうろこ雲、色づき始めた街路樹、とんぼ、秋風にゆれるススキ、
夜になるとかすかに聞こえる虫の音…

ほんと秋ですね~。

散歩の途中、赤とんぼが目に入りカメラでパチリ。

見たら目の部分が赤でとても気に入りました。

めずらしくもないけどきれいだったので載せてみました。
カメラ任せです。

赤とんぼ

【撮影諸条件】
・絞り値 1/4.6
・露出度 1/60秒
・ISO 速度:ISO-100
・露出補正 0ステップ

赤とんぼ2

【撮影諸条件】
・絞り値 1/4.2
・露出度 1/60秒
・ISO 速度:ISO-100
・露出補正 0ステップ

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赤とんぼについて

赤とんぼは夏よりも秋に多く見られます。

秋に見られるのが「アキアカネ 」で、夏に見られるのが「ナツアカネ」です。

アキアカネは移動する?

アキアカネが移動するということ、知りませんでした。

アキアカネは、夏に平地で羽化してから高地へ移動し、秋に再び平地に戻って来ます。

それに対して、ナツアカネは一生を平地で過ごします。

トンボの一生 について

アキアカネを含むほとんどのトンボは1年1世代で、1年でその一生を終えます。

【春】
卵からふ化し、幼虫(ヤゴ)となってミジンコ等を活発に捕食して成長します。

【夏】
初夏の夜に羽化し。羽化後に、暑さを避けるために、すぐに標高の高い山地へ移動します。

涼しい山地で生活して十分成熟し、体色もオレンジ色から赤色に変化していきます。

【秋】
平地が涼しくなる9月中旬ごろに高地から平地へ移動します。

群れを成して生活し、ため池や水田などに産卵します。

場所にもよるが、12月上旬頃までにその一生を終えます。

【冬】
産卵された卵は、水中や泥の中などで冬を越します。

ひとえに赤とんぼといっても種類があります。
赤とんぼとは総称して「アキアカネ」を指すようです。

・マユタテアカネ
・ノシメトンボ
・コノシメトンボ
・ミヤマアカネ
などの種類あります。

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赤とんぼの童謡

「夕焼け小焼けの赤とんぼ」の歌い出しで知られる『赤とんぼ』

この曲は皆さんも聞いたことがあると思います。

「赤とんぼ」(赤蜻蛉)は、三木露風の作詞、山田耕筰の作曲による、日本の代表的な童謡の一つです。

秋の夕暮れは、赤とんぼを見るととても時を実感させられます。

「赤とんぼ」は、郷愁にあふれた童謡ですね。

赤とんぼの歌を載せました。

作詞者 三木露風
作曲者 山田耕筰

【赤とんぼの歌 】

1.
夕焼、小焼の、
あかとんぼ、
負われて見たのは、
いつの日か。

2.
山の畑の、
桑の実を、
小籠(こかご)に、つんだは、
まぼろしか。

3.
十五で、姐(ねえ)やは、
嫁にゆき、
お里の、たよりも、
たえはてた。

4.
夕やけ、小やけの、
赤とんぼ。
とまっているよ、
竿の先。

ほんとにいい童謡ですね。

たまに、YouTubeで歌を聞いています。

動画になってるので、情景がうかぶのでいいですよ

赤とんぼの俳句

赤とんぼを読んだ俳句もあります。

赤とんぼは、羽化すると黄色っぽいが、成熟するにしたがって赤くなっていきます。

それぞれに想いをこめて詠んだ俳句があります。

解釈は自己流ですので…よしなに

与謝蕪村、林一茶 、正岡子規 、夏目漱石の俳句。

【与謝 蕪村 】
・ 年代:1716年《享保元年》) -1784年《天明3年》
   江戸時代中期

『 染めあへぬ 尾のゆかしさよ 赤蜻蛉 』

まだ、赤に染まりきっていないその尾が愛おしいよ、赤とんぼよ。

まだ成熟していない、純粋さを歌ったのかな?

【与謝 蕪村】

『 生きて仰ぐ 空の高さよ 赤蜻蛉 』

旅をしながらのその日暮らしだったから、
生きている自分を実感したのかな。

天高く広がる清々しい秋の空に、赤とんぼが飛んでいるよ。

【林一茶 】
年代:江戸時代:1763~1828年

『 町中や 列を正して 赤蜻蛉 』

赤とんぼが飛ぶのを見て、飛ぶ季節になったんだ。赤とんぼが、一列に並んで町の中を行列しているようだ。

【正岡子規 】
年代:1867年1〈慶応3年〉 ~ 1902年〈明治35年〉

『 赤とんぼ 筑波に雲も なかりけり 』

赤とんぼが筑波山の秋空に飛んでいる、見上げると空には雲一つない。

幕末と明治を生きた方。

【夏目 漱石】
時代:1867年〈慶応3年〉 ~- 1916年〈大正5年)

『 肩に来て 人懐かしや 赤蜻蛉 』

ボーっとしていたら肩に赤とんぼが止まったのかな。
それが、なんだか懐かしい人に会った感じで懐いています。

まとめ

写真は思っていたよりまあまあだったので良かったです。
自己満足ですけどね。笑

何気ない散歩のなかにもいろんな発見があったり、出あいがあったりして
楽しいものですよ。

この赤とんぼももうじき力尽きるのかと思うと寂しい気持ちになりますね。

次回の散歩は何に出会えるのかな?

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